転職準備編:PTと一般職の転職活動の違い

こんにちは。管理人MORIです。

今日は転職を意識しだした筆者が、医療・介護業界の実情とその他一般のお仕事との転職事情の違いを説明しながら、まずやっていったことをご紹介します。本当に残念な失敗談もありますので、ぜひ最後までお読みいただけたら幸いです。

医療・介護業界転職の実情と一般との違い

医療・介護業界の方はわかるかと思いますが、基本的にこの業界は就職難易度がとても低いです。

過去の私でいえば、

  1. 求人サイトを見る
  2. 病院や事業所に直接電話
  3. 見学・面接日時を決める
  4. 面接
  5. 晴れて内定

の流れが多く、特に苦労をした覚えはありませんでした。面接時に『じゃ、いつから来れる?』的な話になることもしばしば。それもそのはず。医療・介護系のリハビリ求人は基本的に欠員募集

切羽詰まって募集をかけている状態が多いのです。

新卒時は病院によっては試験などを行うこともありますが、転職では行われないことが多く、数年間病院などで経験を積んでいて(即戦力が見込めそうで)、面接時普通にコミュニケーションが取れるような人柄であれば、そうそう落とされることはありません。子育て中でも『子育てママも多く働いています!』といった、ママに対して理解のある職場も多いです。

それに対して、一般企業の転職フローの流れはこちら。

  1. 自己分析・転職の軸決め
  2. 書類作成
  3. 求人サイト・エージェントに登録
  4. 企業分析
  5. エントリー
  6. 書類選考
  7. 1次面接
  8. 適性検査
  9. 2次・3次・最終面接
  10. 内定

なっが…

正直な私の感想です(笑) 大学時の就活ですらこんな苦労はせずに就職できたものですから、一般的な就職活動で、エントリーシートや企業説明会などの名称は知っていたものの、実際にどんなことをしていたり、どんなふうに就活生や転職希望者が頑張っていたのかなんて知りもしませんでした。

このフローの中で私が一番苦戦したものは自己分析です。一番大事という方もいらっしゃいますし、今となってはその気持ちはよくわかります。まずは自分がなぜ転職をしたいのか?転職の軸は?自身の強み、なぜこの仕事を選ぶのか?この辺を突き詰めることで、より自分の望んだ転職に近づけると思っています。私自身、自己分析に2カ月ほど費やしています。(笑) このパートは特に重要で1回では終わらないため、別記事にしていこうと思います。

2つの転職フローを比べてみて、私が思ったことは圧倒的な情報不足と経験不足です。何をしたらいいかわからない状態でした。ネットやinstagramで情報収集をしながら、とりあえず就職エージェントと求人サイトに登録していきました。

転職活動期間のめやすと実際にかかった期間

ここで、転職にはどのくらい時間がかかるの?という点を説明しておきます。

一般的に転職活動は3カ月∼6カ月ほどかかるといわれています。私自身、情報収集を始め、本格的に動き出してから6カ月ほどかかりました。ここでいう3カ月とは、

・すでに転職の方向性が決まっていて、書類の大枠ができている状態

・20代での転職

など、年齢的な制限がなかったり、次に向けての動き出しの準備が済んでいる状態であることが必須かと思います。私と同じように

・33歳以上

・転職の軸や方向性が未決定

・自己分析ってなあに?(笑)

の状態の方は焦らず『6カ月ほどの猶予をもって挑んでいく』くらいの余裕を持ったスケジューリングが必要かなと思います。イメージとしては

情報収集:0.5カ月

自己分析と転職の軸決定:1~2カ月

企業研究:0.5カ月

応募~面接:1カ月~(終わるまで)

といったイメージでしょうか。応募までに3カ月ほどかかっても、この下準備がしっかりできている方ほど転職後のミスマッチが防げるのではないかと考えています。私自身が自己分析に力を入れてよかったと思える理由は、自分の強みをしっかりと言語化できるようになったことといろいろな求人に惑わされなくなったことです。

以前の私のように自分のキャリアに対して明確なビジョンを持っている医療・介護専門職の人ってそんなに多くないのかな?と思います。なぜなら、持たなくてもどーにかなっちゃうから。

看護師でも、理学療法士でも、介護士でも、ある程度の給料はもらえるし、転職には困らない。1人でも世帯でも、働くことができれば、まあそれなりに生活はできる。有資格者であるがために、今までの学習コストを考えてしまうと他の職種って考えられない。

そうなると、おのずとキャリアの道筋は、その職種で働きながらずっとプレイヤーを続けるか、マネージャーサイドに昇進していくかくらいしかないんですよね。もちろん、しっかりと目標を持ちながら独立したり、計画性をもって出世している方もいるとは思いますが…、働く時間や環境が縛られてしまうワーママ(パパ)たちは前者が多いのではないかと思います。

私自身もそんな考えで生きてきたので、自分ってなんで転職したいんだろう?自分にとって何が一番大事なの?と、自問自答を繰り返しました。また、自分のキャリアに対してずいぶんサボってきたんだな…と痛感しました。

逆に、しっかりと自分の転職の軸が決まってからは、ひたすらに企業分析をして企業に合うような人間像と自分を照らし合わせながら書類を作って応募していくのみ。書類選考ではたくさんお祈りされましたが(落選のことです)、いくつかの通過していく企業から自分とマッチングしやすい業界や考え方が見えてくるようになりました。

残念な失敗:エージェント登録と大量応募

ここで自己分析をせずに見切り発車で転職活動をしていた時の残念な失敗例をお知らせしておきます(笑)

大手の転職エージェントと求人サイトにいくつか登録をすると、履歴書と職務経歴書の作成、初回の面談を申し込まれました。エージェントとの面談では自分がやってきたことの棚卸と今後狙っていきたい業界・職種を聴取してもらいました。

その時の私の希望は『土日祝休み・通勤は1時間圏内・リモート週3以上、フルフレックス・給料は今以上』でできる仕事。内容に関しては最終的に望んでいたことと大きく逸れてはいないのですが、なんせ自己分析もしていないから、今こうして見ると内容が薄い…ナメてるとしか言えません。

仕事内容もWeb制作、人事、人材紹介業、SaaS系など、定まっていませんでした。(条件さえ合えばいっか的な…)それが明らかにバレていたのでしょう。エージェントからは『良い求人があったらお伝えする、とりあえず自分で探してみてよさそうなところがあればどんどん応募してください。年齢から言っても書類の通過率は1桁程度なので、どんどん受けてください。』と丸投げ&その後音信不通の塩対応でした。(そりゃそーだ)

これに関しては35歳という年齢にもかかわらず、たいして転職の軸も考えずに、今までやってきた職業との関連性もない未経験職種を希望して働き方までもフル指定してくるといった、完全なわがまま高望み行為であったことが原因だと思われます。

ただ、当時は自分でもその意識がなかったため、エージェント登録してもこんなもんか。と思いながら、エージェントに言われたとおりに地道に求人検索をしてはどんどん応募するといった暴挙に出ていました。(後々後悔するとも知らずに…(笑))

職務経歴書に関しても大して作りこみをしていなかったため、条件のよさそうな企業はどんどん落ちていきました(笑) そして1件だけ通過した人材紹介の企業の面談にて、面接官の質の悪さを感じこのままでは私の望んだ転職はできないのでは…?と感じ、危機感を覚えるようになりました。

ちなみに質の悪さに関しては

・事前情報もなく求職者2対人事1の複数面談だった

・ほかの求職者がいる前で個人情報を聞かれた(最寄りの駅や住居形態、結婚の有無など)

・人事の方がほとんど画面を見ずに、下の紙?ばかり見ていた

・企業の説明もあまりなく、定型的な質問ばかりであった

個人的には個人情報のあたりが一番やばいな…と感じました。面接を複数していく中で思いましたが、面接官は一時的でも会社の顔となる方です。会社のリテラシーの高さや、人材の質を表している場合が多く、その方に違和感を感じるようであれば、おそらく就職したとしても合わない場合が多いのではないかと感じます。私も結局こちらの企業は2次に進む際に辞退させていただきました。

この時すでに求人サイト経由で20社の大量応募をしながら1社のみの書類通過という残念な状態でした。

一旦ふりだしに。自己分析をやってみる

大量応募を続けながら、1社のみの書類通過。(もういっそ、なんていう会社に応募したかもわからない(笑))そして、通過した企業が怪しい…という状況で、こんな風に進めていていいのだろうか?といった疑問が浮かび始め、でもどうしたらいいかわからない日々が続きました。

instagramで転職に関して色々と情報収集をしていたのですが、やはり自己分析が大事とどの記事を見ても書いてありました。『転職 自己分析 やり方』で検索をかけ、片っ端から色々なツールを使ってみました。おおむね、自分の志向性に対して会員登録後AI診断をしてくれるようなものが多かったです。その中でもキャリアコーチングのサービスでは初回の無料面談で、自分でもわからなかった強みやタイプを客観的にお伝えしてくれ、自己分析の一助になったと感じています。

参考までに私が利用した初回診断はこちら。

WorX(IT系に強い):適職診断の通りの職種になりました(笑)

マジキャリ :面談で一番しっかり分析してくれた

DMMキャリアグリップ :面談特典の自己分析完全ガイドが有料級

そして、感じたこと。キャリアコーチング、めっちゃ受けたいけどお値段たっかーーーーい!!!!

そうなんです。どのキャリアコーリングのサービスも大体30万~。それだけしっかりと向き合ってくれるんだろうし、もし一回の転職で50万の年収アップになれば、逆にプラスで良い投資になるかもしれません。本当に魅力的でした。それでも当時の私には選択できませんでした。

自己分析も自分の主観的な振り返りはできても、客観的な目線がなく不安しかない状態でした。そんな状態からどうやって乗り越えてきたかは少しずつお話していければと思います!

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございます!今日の記事をまとめると、

一般的な転職期間は3~6カ月。33歳以上、未経験転職、自己分析迷子の私は6カ月かかりました。

自己分析と転職の軸をしっかり決めてからエントリーを始めないと大量応募でせっかくの機会を損失してしまう上に、ミスマッチが起きやすくなります。

自己分析は自分だけでできるか?結論はできる人はできる。(笑)でも、私はできない人でした。とりあえず、キャリアコーチングの無料相談などを活用してみると糸口が見つかるかもしれません。

私のような悩める転職迷子がよりよい選択ができますように!それでは!

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